2008年11月26日

ひどい…

 ずっと放置しててスミマセン。我ながらひどい。
 元気です。仕事して、風邪引いて、仕事して、風邪引いて……の繰り返しですが。あ、元気じゃないか。生きてます、か。
 生きてますんで、大丈夫です。もうちょっとしたら、また日記書けるようになると思います。
 ずいぶんと寒くなってきましたが、皆さんは元気ですか? 風邪には生姜がいいですよ。あと、背中にホカロン。それと首を冷やさないこと。実践してんのに、何度も引くアホもいますが……ご自愛くださいね。
ニックネーム 鳩村衣杏 at 23:18| 日記

2008年11月06日

インタビューに答えてみた

 電子書店パピレスとb−boyブックス(b−boyWEB内)にて、作家特集を組んでいただくことになりました。リブレ出版(ビブロス含む)から出た鳩村の著作紹介とミニインタビューが読めます。
 携帯からしか見られないので、電話機能オンリーのワタシのケータイでは確認できずに申し訳ないのですが(涙)、無料ですので、アクセスしてみてください。
 プロフィール以外は違う質問に答えています。「BLで好きなシチュエーション、萌えのツボは?」「自分を受け攻めで考えるとどっちですか?」などなど、ぶっちゃけな感じで答えたつもりですので、興味のある方はぜひ!

 犬 電子書店パピレス…11月6日より配信予定
  ケータイで読む のアクセス方法参照
 
 猫 b-boyブックス…11月12日より配信予定

 それから、なかなかお知らせできなかった新刊の予定ですが、年内はありません。その代わり……と言うわけじゃありませんが、2009年は1月〜4月の4ヶ月間、毎月何かしら出る予定です。がんばって書いてますので、お待ちいただければ嬉しいです。
ニックネーム 鳩村衣杏 at 16:56| 新刊・商業情報

2008年11月02日

続いていくもの

 先日、「和装コートは洋服にも合う」という記事を目にしたので、母に「箪笥の肥やしになってない?」と聞いてみた。
 ワタシの母は娘時代、着物道楽だった人で、お小遣いの大半を着物に注ぎ込んでいた。本人も買ったことすら忘れている和装小物も多く、「ない?」と聞いてみると「あるある」と出てくる。お下がりでもらったディープピンクの革のガマ口バックなどは、パーティにも普段使いにも重宝している。
 が、今回はちょっと驚いた。
 「コートねえ……私は持ってないけど、おばあちゃんのがあったかも……」。
 何十年前のものだよ!と思ったが、黒で毛足のちょっと長い生地(正体不明)のコートが出てきた。祖母も1度着ただけらしく、状態は新品同様。袖が着物の袂と同じラウンド型なので、そこをカットして7分にしてしまえば、着物のコートなんてわからない。母の了承を得て(「どうせもう誰も着ないし」)、リメイクしてもらうことにした。
 よく見ると、コートには古めかしい「三越」のタグがついていて、ご丁寧に刺繍で名字も入っていた。ワタシの家は母が継いだので、祖母の名字と母の名字は同じだ。ワタシが未婚のままなら、おそらくずっと同じ名字なわけで、その刺繍の文字がなんとなく愛おしくなった。
 一緒に「こんなものあったー揺れるハート」と母が白いもこもこのストール(モヘア?)を出してきた。曰く「成人式のときに使った」。おばあちゃんのコートには負けるが、こちらもかなりの年季もの。
 ワタシの成人式の頃は、白のフェザーストールを着物の上から羽織っている子が圧倒的に多かったが、母が「あれだけは絶対にやめて!」と頑強に言っていたので(二十歳の娘が毛皮なんて!というのが理由らしい)、ワタシは持っていない。別に欲しくもなかったが。
 「なんだー、こんな可愛いの持ってるなら貸してくれればよかったじゃん」と思ったが、時すでに遅し。超遅し。だが、ここ数年「冬に白を着る」がワタシの中でも流行っているので、洋服に合わせようとありがたく引き取った。

  PA160017.JPG

 ちなみに、下に引いているチェックのストールは、十年以上前にSHIPSで購入したもの。長く愛用している……と自慢に思っていたが、母、祖母には勝てなかった。
ニックネーム 鳩村衣杏 at 13:28| 日記

2008年10月21日

お世話に…

 なってます。

PA030015.JPG

 ヴェレダのマッサージオイルとレッグウォーマー。
 金木犀の花はもう散ったのに、昼間はまだなんとか半袖でも過ごせそうな東京……ですが、それなりに秋の準備。
 レッグウォーマーは茶道の先生のお手製です。ひとりずつ色違いで、ワタシには「オレンジが好きだから」とこのデザイン。嬉しいです。短めなので手首にしても可愛いかも。結構冷えるんですよね、手首も(去年の冬は、本当にレッグウォーマーを手首につけて仕事してました)。

 茶道の先生といえば、今年で80歳。
 せっかくなのでお食事会でも……と某ホテル内のお店を予約しました。その際、「茶道の先生の誕生日会です」と伝えたところ、窓際の席と薔薇の花を用意し、デザートにメッセージを添えてくれるとのこと。だからホテルって好き。
ニックネーム 鳩村衣杏 at 01:25| 日記

2008年10月11日

「秘書の嗜み」収録レポ・4 おまけ

 気がつけば、えらい放置状態……すみません。なんかもう身体がガタガタです。文字どおり、ガッタガタ。

 CDの感想メール、いただいてます。ありがとうございます。ワタシも仕事の合間にちょっとずつ聴いて、ようやく全部聴けたところです。
 で、今回は「おまけ」です。遊佐さん&鳥海さんがフリトCDで触れていた謎(ってほどでもないけど)に迫ります。

◆やるな、岩上桃子編

 鳥海さんをして「あの子は権力への嗅覚がすごい」と言わしめた桃子。遊佐さんがちょっとネタばらしをしてますが……本編のドラマで、及川と桃子がアフター5に出かける場面での、桃子役・升望さんの神がかり的なミス。

「じゃあ、今日はデパートへ行きましょうか」というセリフのはずが、

 「じゃあ、今日は パート へ行きましょうか」

 その場にいたキャスト全員が「えええー!」と大爆笑! 聴いていたこっちも大爆笑!
 デパートへ買い物に行くだけなのに、誉が影からこっそり見ていてデートと勘違いし、「あの2人、そういう関係だったのか」としょんぼりする場面だっただけに、行き先がアパートだったら、ほんとにそういう関係じゃん!と。
 一字違いで大違いとはまさにこのこと。升さんは素で勘違いされていたので、こうしてネタにするのは申し訳ないのですが、現場はものすごく和みました(笑)。

◆破天荒なガヤ編

 今回はキャストが少なかったので、ディレクターさんの指示で「2回録って重ねましょう」と火事の野次馬ガヤシーンへ。

☆1回目:ザワザワとしゃべっている中、突然どなたかの声で

 火が見えるぞ!

 いやいやいや、ボヤだから火は見えねえし。
 ディレクターさん「はい、オッケー。でも、そんなに燃えてません」

☆2回目:ザワザワとしゃべっている中、ミキサーさんが突然、大爆笑。

 「ど、どうしたんですか?」と驚くワタシら。
 「……今、誰かが

 犯人はこの中にいる!

 って……」

 いやいやいや、名探偵コ○ンじゃねえし。つーか、放火じゃねえし。

 2回目は教えていただくまでわからなかったので、どなたが言ったのかは不明ですが、1回目は遊佐さんの声だったような……でも、フリトで自ら「破天荒」とおっしゃっていたので、2回目も遊佐さんは怪しい……。
 興味のある方は、音量を調節してじっくり聴いてみてください。
ニックネーム 鳩村衣杏 at 14:11| ドラマCD

2008年09月26日

届いたかな?

 「買いました」「届きました」メールを昨日いただいたんですが、ウチはまだだよ……と思っていたら、キタ!

hisyojac.jpg

 CAST
 厳原 誉:鳥海浩輔さん
 及川陽大:遊佐浩二さん
 高瀬潔忠:大川 透さん
 岩上桃子:升 望さん
 御園行洋さん、上原さやかさん、咲乃藍里さん、阿部敦さん

 賑々しい(笑)フリートークだけ聴きましたが、何度聴いても笑ってしまいます(特に遊佐さんの「川の思い出」のくだり)。
「やるな、岩上桃子」「破天荒なガヤ」の詳細については、またいずれ。

 小b9月号掲載の『好きだなんて聞いてない』のアンケートのコピーもリブレの担当さんが同梱してくれたのですが、イラストを描いてくださった方もいて、嬉しく読ませていただきました。ありがとうございました。
ニックネーム 鳩村衣杏 at 14:24| ドラマCD

2008年09月23日

「秘書の嗜み」収録レポ・3 大川さん&升さん編

◆高瀬潔忠役:大川透さん

 8月6日の日記にも書きましたが、収録日当日にスタジオで「高瀬社長役は大川さん」であることを知り、震えました。「還暦過ぎてる役だけど、いいのか?」とドキドキしたのですが……超キュート! 「高瀬社長可愛いです〜ハートたち(複数ハート)」みたいな感想メールをいただいたことがあったのですが、その意味がよくわかりました。可愛かったですよ、ええ(フィフスさん、ナイス!)。
 特に及川(遊佐さん)と一緒の場面では「しょーがねーな、この一族は……」的なふんわり感がたまりません。でも、後半の「誉ピンチ!」の場面では社長としてのビシッとした顔も見せてくださり、カッコよさは原作の社長よりも断然、上でした。こんなことなら、もっとセリフ増やせばよかった……。

◆岩上桃子役:升 望さん

 大川さん同様、桃子=升望さんのキャストもサプライズでした! 升さんはワタシの初ドラマCD作品『追憶のキスを君は奪う』に参加してくださっているのです。正に「嬉しい再会」でした。
 大変だったのが、「秘書の心得」唱和場面。なかなかタイミングが合わず、ディレクターさんから「升さんがかけ声かけてください」との指示があり、小さな声で「せーの……」。それでも何度も録り直しになり、演じてらっしゃる皆さんは苦労なさってましたが、なんとも微笑ましく、ワタシとリブレの担当さんは思わず「か、可愛い揺れるハート」。
 他にも、公式インタビューでの遊佐さんの「桃子は及川に惚れていた」発言の元になったナイスNG!があるのですが……これもまた改めて(升さん、ごめんなさい! でも、あれは神がかってました)。

 ちなみに『追憶の〜』の際、升さん所属のプロ・フィットさんの声優さん(岡本信彦さん始め)が数名参加してくださったんですね。それもあって、今回も休憩時間にマネージャーさんがわざわざご挨拶にきてくださり、BLCDのことなどちょっとお話しさせていただいたんですが……BLCDは特殊ジャンルなので、メインの方はもちろん、脇役の方々に参加していただけることに心から感謝です。「また何かありましたら、よろしく」ってよく使いますが、今回はそれが実現して、余計に嬉しかったです。
 御園行洋さん、上原さやかさん、咲乃藍里さん、阿部敦さんにも大変お世話になりました。ありがとうございました。

 ということで、発売直前レポは終わりです。あとは聴くだけ! ぜひ楽しんでください。感想などもお待ちしております(声優さんへのファンレターは各所属事務所、又はフィフスさんへ)。
ニックネーム 鳩村衣杏 at 17:06| ドラマCD

2008年09月22日

「秘書の嗜み」収録レポ・2 遊佐さん編

◆及川陽大役:遊佐浩二さん編

 及川役は最初から「絶対に遊佐浩二さん」でした。
 実は『映画館で逢いましょう』の神尾、『社長さんのお気に入り』(『エレベーターで君のとこまで。』収録)の大庭、『秘書の嗜み』の及川……は、ワタシの中では同じ括りの「青年社長」なのです。「もしもドラマCDのお話が来たら、社長ズはすべて遊佐さんに演じていただきたい!」と勝手に思っていました。そんなわけで、夢がひとつ叶いました。

 そして、収録当日。物語では及川よりも先に、叔父の高瀬(大川透さん)が登場します。第一声は「おはよう」。場面変わって、及川が登場。第一声は「おはようございます」。
 そのたったひとつのセリフに、ワタシはとても感激しました。大川さんの「おはよう」の雰囲気と、まるで同じ「おはようございます」だったからです。
 2人が血縁関係にあるとわかるのはもっと後ですが、性格的にも似ているという設定です。大川さんとご相談されたのか、大川さんのセリフを聞かれてそうなさったのか、よくわかりませんが、設定を踏まえての「おはようございます」だったのでしょう。テストの第一声、たった一言なのに、それがちゃんと伝わってくる。そして、それまで誉カラーだった場面が、一気に及川カラーになる……「すごい」と思いました。プロとはこういうものなんだ、と。

 鳥海さんとの息もピッタリでした。まず、仲がよろしいせいでしょうか、いい意味で勢いがあるのです。キャラになり切っているとはいえ、かけあいのテンポが絶妙です。
 及川は年下攻めですが、恋情に任せて突進するタイプではないので、インタビューで「わりと軽薄そうな社員に見えなきゃいけないんですけど、あまりできない人に見えても駄目なので」と答えてくださったように、ポイントを的確に捉え、後半へ向けて「男前っぷり」がどんどん露になっていくように演じてくださったと思います。
 誉を適当にあしらいつつ、持ち上げつつ、支えつつ、甘えつつ、時に年下らしく嫉妬するその様が、もうカッコいいやら可愛いやら! 特に誉(鳥海さん)のキリキリした仕事モードの声に絡むと、本当にセクシーで……普通の会話シーンでメロメロしてました(バカ)。

 演技以外でステキだなと感じたのが、ムードメーカーとして場を盛り上げてくださった点です。
 今回は人数が少ない上に、女性声優さんが3人!というBLにしては珍しい現場で、コンパクトな分、変な緊張感が無くもなかったのです。でも、途中でさりげなくツッコミを入れてくださったりして、皆さんが笑ってリラックス……という場面が何度もありました。
 実は一番笑ってしまったのが、最後の「ガヤ」録りなんですが……これは見本を聴いてみて、書いても大丈夫そうだったら、またこちらに書きます。フリトでもちょいちょい「収録時の面白かったこと」に触れていたので、その辺りも改めて。

 収録後のインタビューでも、遊佐さんのツッコミは健在。
 公式レポではカットされていたのですが──

遊佐さん「原作の誉の誕生日シーンに登場するケーキはフルーツタルトなのに──多分、『キルフェボン』のものだと思うんですが(原作P.111-3参照)、なんでドラマでは普通の誕生日ケーキになったのか、僕はそこを問い詰めたい」
インタビュアー(プロデューサーさん)「(黙って鳩村を見る)」
遊佐さん「(プロデューサーさんにつられて鳩村を見る)」
鳥海さん「(遊佐さんにつられて鳩村を見る)」
鳩村「………………え、ワタシ? ワタシですか? いえ、あの、脚本の初稿で普通のケーキになってたので、『ああ、フルーツタルトである必要性はあまりないし、セリフで説明するのも変だから変わったんだな』と思って、そのまま通しただけなんですけど……」
遊佐さん「こうやってね、都合の悪いことはみんな作家さんのせいになるっていう……」
鳥海さん「(笑)」

 遊佐さんの脇のほうに座って、完全に気を抜いてインタビューを聴いていたので(オシャレなジーンズ履いてるなあ〜とか思っていた)、すごいびっくりしました。及川はそのシーンにはいないのに、なぜそんなことを気にするのだ!とツッコミ返ししたくなりましたが、原作をきちんと読んでくださったんだなあ……と嬉しくなりました。
 ちなみに『キルフェボン』のタルトでは?という指摘は正解です。どうやら「線香花火のように火花が散るキャンドル」という描写でわかったようです。『キルフェボン』のタルト、お好きなのかしら?

 頭の回転が速く、いろいろな意味で隅々まで気を配ることのできる、人を喜ばせることのできる、本当にステキな「大人の男性」だと改めて感じました(以前、まったく同じ印象を抱いた方がいらっしゃいます。堀内賢雄さんです)。
 今回、遊佐さんに参加していただいてよかったと心から思います。最初から最後まで、本当に楽しかったです。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
ニックネーム 鳩村衣杏 at 22:44| ドラマCD

2008年09月21日

ファミリー・インパクト!

 すみません、すぐに「収録レポ2」を〜と思いつつ、打ち合わせだなんだと間が……明日にはUPします。

 ところで今日はお墓参りに行ったんですが、寺(東京のど真ん中)のそばですごいものを見てしまいました。
 寺への道(狭い)をてれてれ歩いていたら、横にいた母が「何、あれ!」。見ると、前方から車に乗った着ぐるみの集団が近づいてくるではありませんか。えーと、なんだっけ、見覚えが……「ピーポくんだ!」。
 白バイの先導で、パトカーに続いて柵付き軽トラ(?)2台の荷台に分乗しているピーポくん(もちろん立ってます)……1、2……計7人! 
 
 ピーポくんが7人!? 

 2人までなら見たことあるけど、7人て居すぎだろ! てか、着ぐるみの集団って怖っ! しかもこんな脇道になぜ?
 あまりの衝撃にボー然とするワタシ。なぜか「わーるんるん」と手を振る父と母。にこやかに笑みを返すパトカーのおまわりさん、そして手を振り返すピーポ軍団(周囲にちびっこはいなかった)。そのまま走り去り、国道へ。
 もともと着ぐるみに弱いんですが(出会うと思い切り動揺してしまう。だってあいつら、フレンドリーっぽいくせにしゃべらないし! ドアラとか可愛くて好きなのもいるんですけど、実際に会ったらワタシは確実に逃げる)、ごく自然に喜んで手を振ってる親の隣で、ひとり固まっていた自分にもショック。写真撮ればよかったよー。
 通り過ぎてから、秋の交通安全運動のイベントだと気づきました。回転灯を点けて走ってるパトカーをちらほら見かけ、「なんだ?」と思ってたんですがね。

 気になって調べてみたら、ピーポくんが7人いたわけではなく、ピーポくんのファミリー勢揃い!だったようです(メガネかけてる人がいたんだけど、おじいちゃん・おばあちゃんだったのね)。それがわかったからって、あの強烈なインパクトが減るわけじゃないけどね……。

 詳しくは ピーポくんタウン で確認してね!(ヤケ気味) 
 *音が出るので注意
ニックネーム 鳩村衣杏 at 14:55| 日記

2008年09月17日

「秘書の嗜み」収録レポ・1 鳥海さん編

 見本を聴いてから書こうかなと思ったのですが、お待ちかねの皆さんや「買おうかどうしようか迷っている」方もいらっしゃるのではないか……ということで、発売直前レポです。今回は(も?)あくまでもワタシの印象と感想になります。ご容赦ください。

◆厳原誉役:鳥海浩輔さん編

 収録直前にさっとスタジオに入ってこられた鳥海さん。さわやかです。そしてカッコいいです。
 ごあいさつし、すぐにテスト。冒頭の「秘書の心得」部分です。いきなり「甘い声とはこのことか!」と腰が砕けそうになりました。生で聴くと破壊力……もとい、萌え力絶大です。でも「こんなに色気ダダ漏れでは、及川がすぐに恋してしまいます!」ということで、甘さ控え目&辛口度を上げていただいて、そのまま本番。
 順調に進み、読者さんから「萌えた」コールを多くいただいた「誉、酔っ払うの巻」へ。か……可愛い……何、この可愛さ。ろれつが回ってないところなどは、やはり声の演技のほうがダイレクトに来ます。その後も「ツン」と「デレ」の落差を出す感じで演じていただきましたが……。

 実は今回、誉役のキャスティングにはとても悩みました。
 この作品はキャラ設定に重きを置き、そこを徹底的に意識して書いた作品です。だからこそ、ドラマCDのお話をいただいたときは本当に嬉しかった。音のドラマで、キャラの魅力を存分に楽しんでほしいと思ったからです。でも、誉のキャラが「ツンデレ」とはっきりしている点がアダになり、ワタシはかえって混乱してしまいました。
 素人がキャスティングのあれこれを語るのはおこがましいのですが、「キャラに合わせる」と「あえてキャラを外す」の2つの選択基準があるとワタシは思います(あくまでもキャラのイメージの話です。プロにお任せするので、最終的にはどの方になっても演技に対する不安はありません)。
 これまでは、前者の方法を取ってきました。今回はどうするか。
 誉は堅物なツンデレですが、仕事に命を賭けている男です。ただの「わがままな意地っ張り受け」にしたくない……いろいろな方の意見を聞き、悩みに悩んだ末、攻め役もできる声のトーンで、キャラ設定に負けない(いい意味で破壊するほどの)「男の強さ」を持った方に演じてほしいと思い、鳥海さんにお願いしようと決めました。

 そして収録現場で、ワタシは自分の選択が間違っていなかったことを知りました。
 ここまで魅力的な誉に出会えるなんて……「この方ならこんな感じかな」という余計な予備知識や偏った期待がなかった分、耳に届く誉は「鳥海さんの誉」でしたが、ワタシはすぐに夢中になりました。そして、収録が終わったときには、唯一無二の誉になっていました。
 自キャラ萌えするほうではないのですが、今回ばかりは参りました。萌えました。まっすぐで、真面目で、不器用で、どうしようもなく可愛い。といっても、もともとのお声が低めで、甘く響くので、小動物などに感じる「可愛さ」ではなく、「ツン」と「デレ」の落差が産む「不器用な男の可愛さ」を演技+声質で堪能できるのです。
 カクテルに例えるなら、「ツン」は冷やしたジンとベルモットで作る『マティーニ』。それもエクストラ・ドライ。「デレ」は、同じくジンとベルモットにチェリーリキュールを加えた『キス・イン・ザ・ダーク』。ベースは同じなのに、味わいは違う。でも、どちらもきりりと美味しい。『マティーニ』を知っているからこそ、『キス・イン・ザ・ダーク』の艶やかな甘さにドキドキする……それを鳥海さんという「名バーテンダー」に教えていただきました。ありがとうございました。

 言いづらい社名が多くて申し訳ないと思いましたが(言い訳ですが、ドラマになると思って書いてないから!)、噛んだりする度に、くやしそうな声を漏らす鳥海さんはちょっとキュートでした。終盤はすっかり誉になって、遊佐さんのミスを「社長、今のセリフ、違います」と秘書モードでビシッとご指摘。仲のよさを感じました。え、肝心の遊佐さんとの絡みですか? それはぜひドラマでご確認ください。
 特典CD用のフリートークも本当に楽しそうで、ワタシたちも笑いっぱなしでした。でも、夏の話題で盛り上がって収録が終わった直後、そばにいたマネージャーさんが「これ、発売は9月なんじゃ……」とぽつり(笑)。えーと……面白かったんでいいと思いまーす。いつでも手に入りますしね。
ニックネーム 鳩村衣杏 at 23:29| ドラマCD